ALSのTPPV期間に影響を与えるものは何か?(2)

  • 2014.04.15 Tuesday
  • 06:15
前回に引き続きALSのTPPV期間に何が影響を与えているのかを考えてみることにしました。
これも経験から、
Mechanically assisted coughing(MAC、カフアシスト
)の登場以降、肺炎の頻度が減少している。これまで治らないと思っている肺炎も治るようになっている。その結果、カフアシストを使用するとTPPV期間は延長する」との仮説を持っております。

導入時期や使用方法の相違は問わず、カフアシストを利用しているか否かでグループ分けをしてみました。
対象は、これまでと同様に当院で訪問診療を行ったTPPVを導入したALS 30例です。
当院は原則的にALSのTPPV導入例にはカフアシストを使用していますが、診療報酬適応前に終了したケースや、実施者が確保できなかったケース、本人・家族が使用に同意しなかったケースが、使用していないケースになります。

在宅でのカフアシスト
の使用目的は、排痰のためというよりは、胸郭の柔軟性を保つために使用しています。

カフアシスト
を使用したケースは20例、使用しなかったケースは10例です。

カフアシストの有無


今回の結果は、有意差がありカフアシストを使用したほうがTPPV期間が長い結果でした。

次回以降で、
・これまでのカフアシストでは、使用している設定では有効なPeak Cough
 Flow(PCF)が確保できているか否かが評価できませんでしたが、E70(http://www.respironics.philips.co.jp/healthcare/product/product_detail.html?pid=116)が登場してから、PCFや換気量が評価できるようになったので、これまで用いていた設定は有効であったのか否かを評価する。
・カフアシスト使用の有無で、呼吸器感染症の頻度が異なるのか。
・ALSのTPPVの死亡原因は何か?
を評価していく予定にしています。

開示すべきCOI関係にある 企業などはありません」というか、利益提供を受けるほど影響力を持っていません。
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