新患カンファレンス(平成25年05月)

  • 2013.05.17 Friday
  • 15:45
新患カンファレンスは、毎月第3金曜日、15時45分から約1時間のスケジュールで開催しています。対象患者さんは前回のカンファレンス以降に開始した在宅患者さんです。

新患カンファレンスの進め方は、以前と変更ありません。

今月は5ケースでした。
・ALS         1人
・SCD + 脳梗塞 1人
・NMO       1人
・PD         1人
・老衰 + 癲癇   1人

問題になった点は、
・高次機能障害は目立たないALS例。特に今年に入ってからの進行がはやく、24時間NPPVを使用する状態になっている。疾患は理解されているが、進行の早さは受容されていない様子。
経口摂取は困難になってきているが、胃瘻は薬剤投与ルートとして作ったので、栄養剤の注入は躊躇している状態。家族歴はないとの情報であったが、家族内発症の可能性を考える必要があった。
・SCDのケースは、家族歴はなくなぜSCDと診断されたかは不明。現在の臨床症状は脳梗塞後遺症で、SCDがあったとしてもマスクされている状態。周辺症状を含めて認知症の症状コントロールが必要な状態であった。抑制系薬剤で陽性症状を抑えないと、早々に介護破綻の可能性がある。ただし抑制系薬剤を使用することでADLが低下しても介護破綻する可能性があるので、そうなった場合にはヘルパーをタイミングよく導入する必要があるケースと考えられた。
・MSとしてご紹介頂いたが、身体所見と病歴からはNMOが疑われたケース。前医に問い合わせたところ自己抗体は何も測定していないとのことであった・・・orz。
経口ステロイド剤のために体重増加し、ステロイド性糖尿病あり。体重と糖尿病のコントロールが当面の課題。紹介元医療機関の神経内科が閉鎖してしまったので再発時の受け入れ先の病院がないのも問題。
・PDとしてご紹介いただいているが、向精神薬による薬剤性パーキンソン症候群を疑うケース。当院の病歴聴取でも、なかなか向精神薬を内服していたことを話してくれなかったので、前医にはあまり話していなかったのかもしれないと考えたりもしました。
各種制度をあまり使用していないので、今後申請していく予定としました。
・てんかんとご紹介いただいたケース。ここ数年来、てんかん発作はなく、ご家族は現在の今日今日は老衰と理解されていました。医学的には問題のないケースと考えられましたが、介護者の疾病のために、介護体制を組みなおさないといけないケースでした。

今回は、独居1人、子供のいない高齢者夫婦世帯、別居している子供がいる高齢者夫婦世帯、高齢の親を高齢の子供が介護しているケースなど、家庭環境も多彩でした。
しかしいずれも家族介護力は小さく、介護サービス入れたほうが、私達から見れば楽に過ごせるのではないかと考え居ます。でも、自分達だけで、やっていきたいと思っておられる方が多かったのが特徴でした。
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