院内症例検討会(平成25年04月)

  • 2013.04.12 Friday
  • 15:45
当院は複数の医師(常勤 4人、非常勤 3人)、看護師(常勤 18人、非常勤 2人)、療法士 4人等で在宅医療(訪問診療、訪問看護、訪問リハ)、レスパイトケア入院を提供しています。

複数のスタッフで関わりを持つ場合、スタッフによって患者さんへの関わり方に対する考えが異なることがあります。みんなで同じ方向を向いて患者さんを支えるために、院内スタッフでカンファレンスを行っています。
またカンファレンスは、困難事例では他のスタッフにアドバイスを求める場としても活用しています。

60歳代 女性 気管切開・人工呼吸管理を受けているALS症例

遠隔地に居住されておられ、当院からは訪問診療、訪問リハビリテーションは行っていない。
これまでは手指でピエゾスイッチを使用し、意思伝達装置を使用していた。
筋力低下が進行し、手指でのスイッチが押せなくなっている。
ケアマネジャーよりレスパイトケア入院中にスイッチの変更、フィッティングを依頼されている。

ピエゾスイッチは使用位置を手指から顔面(前額部)へ変更し有効に利用できている。

当初、入院中に光ファイバースイッチの調整を行い、有効に使用できていた。
翌日以降から、光ファイバースイッチの使用を拒否されている。

【問題点】
どのような対応をとれば、光ファイバースイッチを導入できたのか?
在宅スタッフによる試用・導入を行いやすくするために、当院の機器の貸出が出来ないか?

【他の部署からの情報、意見】
これまでも数回、レスパイトケア入院を利用しており不安症状の強い方であった。
新しいことを始める際には、特に不安を訴えることが多かった。
ただ、今回の入院はこれまでも精神的に安定されている印象を病棟スタッフは持っていた。
光ファイバースイッチを使用することを拒否した理由は不明である。
一つの可能性として、信頼関係の構築されていない当院の療法士が導入したことが原因ではないかと考えた。

【対応】
在宅スタッフ(理学療法士)は長期に渡って患者との関係が構築されており、また光ファイバースイッチを貸出を行なえば、在宅で導入が可能なレベルに達していると考えられる。
光ファイバースイッチの貸出を考慮。
但し、無条件に高額な機器を貸し出すことは困難であり、貸し出すための条件を考えることとした。

また難病情報センター等の公的機関に、当該患者が試用できるような貸し出し用機器を置けば、当院を利用していなくとも試用できる方が増えるのではないか、との意見も出されていた。
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