易刺激性(BPSDの対処法)

  • 2012.11.18 Sunday
  • 09:00

一般的に、易刺激性は
「些細な刺激にも激しく反応し、不快な感情が亢進した状態」
とされています。
反応として「怒り出す」ことが多いので「易怒性」と表現されることもあります。

短時間型の不穏・興奮とは、区別することは困難と思っています。
怒り出した時に、誘因が明らかで、それが些細な場合は易刺激性(易怒性)に分類しています。

そこで、脱抑制症候群の患者は、
「衝動的かつ不適切な行動をとる」
「気を散らしやすく、情緒的に不安定で、洞察力に乏しく、それまでの社会行動レベルを維持できないことがある」


【病期・基礎疾患による易刺激性の特徴】
認知症のテキストの中では、項目を起こして取りあげられていることの少ない症状です。
自験例では、FTD(65.0%) > AD(30.3%) > VD(20.0%) > その他 でした。
DLB患者では、易刺激性を認めた症例はありませんでした。
またアリセプトの代表的な副作用であるので、AD例は疾患自体の周辺症状として出現したのか、アリセプトの副作用として出現したのかを明確に分けることは出来ていません。

【易刺激性への対処法】
医師向けのテキストには、介護によるケアに関する記載は見当たりません。
短時間型の不穏・興奮に準じた対応を取ることになります。

【易刺激性への薬物療法
短時間型の不穏・興奮に準じた薬物療法を行うことになります。

私の場合は、
メマリー→気分安定薬→非定型抗精神病薬の順で使用することが多いです。
メマリーは使用する場合には、これまで記載したように中等度以上の認知症患者に対してアリセプト等と併用することが必要になります。
前述したように、易刺激性(易怒性)はアリセプトの代表的な副作用であるので、アリセプトを使用している場合には、薬剤を追加する前にアリセプトの減量・中止を考慮する必要があります。
アリセプト中止し中核症状が悪化した場合には、レミニール等への変更を考えますが、レミニール自体も、どちらかと言えば抑制的に働くので、活気の低下には留意しておく必要があります。
このあたりは、自分の経験(というか感)によるものですが、アリセプトを中止せずにメマリーを追加する症例も少なからずあります。
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