院内研修会(多系統委縮症)

  • 2014.04.24 Thursday
  • 08:00
当院では隔週金曜日に院内研修会を開催しております。
前回は、「カフアシストE70」でした。
今回(4月25日)は、疾患シリーズで2年ぶりの「多系統委縮症」です。

当院では、筋委縮性側索硬化症、パーキンソン病に次いで多い疾患です。

一般的な話に加えて、当院で経験しているケースの話を織り交ぜながらの研修会になります。
MSA1

当院で把握している処置の割合です。
後述しますが、罹病期間がALSと比較すれば長期に渡ることもあり、長期入院するケースが多いのが特徴です。
そのため種々の処置が始まる前に長期入院されてしまい、その後の処置内容がわからないために低くなっている印象があります。

MSA2

罹病期間です。人工呼吸管理例も含めて死亡をイベント発生にしています。
MSAでは、ALSの倍近い罹病期間になります。
罹病期間が11年で、他の論文のデータ(5.5年〜9.9年)と比較しても極端に長いわけではありません。
また今回はデータを提示しませんが、独居例の多いことも特徴です。
通院が出来ない時期に、医療処置が必要がないケースが多いので独居でも自宅での療養が可能で、
当院へ紹介されるケースが多いことが原因と考えます。

MSA3
終了例です。死亡例だけ見れば、50%強の方を自宅で看取っているのですが、MSAの方が入院例が多いのがわかります。
療養の長期化による家族の介護負担や、最初から家族介護力の乏しいケースが多いことが原因と考えています。

それと、MSAの諸症状に対するケアと薬物療法に関して、お話させていただきます。
 

平成24年度 第3回院内研修会(オムツフィッター研修)

  • 2012.05.05 Saturday
  • 07:00
時:平成24年05月11日 17時15分〜18時00分

場所:神経内科クリニック・玄関ホール

対象:医師、看護師、療法士、介護職

講師:竹中郁

研修目的:ゝせちの良いオムツの当て方がわかる
     ▲侫薀奪肇掘璽箸魯ムツではないことを知る

内容:
オムツフィッターって、何?
『排泄に何らかの支障が生じたとき、医療との連携や、おむつを含む排泄用具の適切な提供や情報があれば、ご本人や介護者はより快適な生活を送ることができます。しかし排泄に困りごとを抱いたとき、どこで誰に相談すればよいかわからないのが現状です。オムツフィッターとはそのような排泄ケアの困りごとに対して、幅広い視点からアドバイスできる人のことです。』(オムツフィッター3級研修資料より)

(スライド3)
オムツ1

(スライド4)
オムツ2

(スライド14)
オムツ3

【院内研修会スケジュール】
(04月20日)筋萎縮性側索硬化症(講師:川上英孝)
(04月27日)多系統萎縮症・脊髄小脳変性症(講師:藤田拓司)
(05月25日)褥瘡(講師:大杉、上田)

平成24年度 第2回院内研修会(多系統萎縮症・脊髄小脳変性症)

  • 2012.04.27 Friday
  • 17:15
時:平成24年04月27日 17時15分〜18時00分

場所:神経内科クリニック・玄関ホール

対象:医師、看護師、療法士、介護職

講師:藤田 拓司

目標:多系統萎縮症(MSA)、脊髄小脳変性症(SCD)の概略を知り、今後の診療・看護・介護に役立てる。

内容:
当クリニックでは、認知症、パーキンソン病関連疾患、筋萎縮性側索硬化症に次いで、4番目に多い疾患群です。現在でもMSAとSCDは混同されることの多い疾患ですが、それぞれに特徴的な症状もあります。本研修ではMSAではMSAに特徴的な呼吸管理、自律神経症状に対する対処法を、SCDでは遺伝と根本治療に関する話題を提供いたします。

(04月20日)筋萎縮性側索硬化症(講師:川上英孝)
(05月11日)排泄ケア(講師:竹中)
(05月25日)褥瘡(講師:大杉、上田)

平成24年度 院内研修プログラム(案)

  • 2012.03.19 Monday
  • 09:00
平成24年度 院内研修プログラム(案)

平成23年度の院内研修も、今週末の第24回をもって終了です。

平成24年度の院内研修プログラム(案)
<疾患>
・ALS(3回):疾患概要と診療モデル、ALSの終末期緩和ケア、ALSと高次機能障害
・PDとPSP
・MSAとSCD
・MSとNMO
・進行性筋ジストロフィー・筋緊張性ジストロフィー
・認知症(2回):中核症状と評価法、周辺症状への対処
・悪性腫瘍の緩和ケア
・痙攣発作の観察と対応

<処置>
・人工呼吸管理(3回):呼吸管理の基礎・気管カニューレの管理、人工呼吸器の実際(フィリップス、東機貿・星酸器、フクダ)
・栄養管理(2回):栄養の基礎と胃瘻チューブの管理、HPN
・褥瘡処置(2回)

<その他>
・呼吸理学療法
・コミュニケーション
・嚥下評価、嚥下リハ
・移乗・移動動作の介助
・オムツフィッティング
・生命倫理(2回)
・小児在宅医療
・訪問服薬指導
・レスパイトケア入院
・社会保障制度

以上を予定しておりますが、24回では収まりません。
これから研修委員会で項目の見直し、内容の充実を図っていきます。
太字は「実技あり」の項目です。

平成23年度 第23回院内研修会(社会保障制度)

  • 2012.03.09 Friday
  • 17:00
時:平成24年03月09日 17時00分〜18時00分

場所:神経内科クリニック・玄関ホール

対象:医師、看護師、療法士、介護職

講師:泉 朋代

内容:
1.介護保険制度 
2.身体障害者制度 
3.難病制度 
4.当院でよく使う日常生活用具と補装具 
5.訪問看護の制度 
6.患者さんを通して制度を考える

在宅医療では医療保険・介護保険制度は馴染みの深い制度となってきました。在宅医療を行なっている当院のスタッフでも制度を系統立てテ学んだことのない方がほとんどだと思います。
今回の研修では、医療保険・介護保険制度に加えて、障害者自立支援法(身体障害者)、特定疾患治療研究事業(神経難病患者)、日常生活用具・補装具等の給付制度などを解説します。
またこれらの事業の実施団体が国・都道府県・市町村のいずれかに関しても説明します。

また、当院の患者さんを例にとり、申請窓口やこれらの制度を利用できない場合などの説明を加えます。

平成23年度 第22回院内研修会(コミュニケーション)

  • 2012.02.24 Friday
  • 17:00
 時:平成24年02月24日 17時00分〜18時00分

場所:神経内科クリニック・玄関ホール

対象:医師、看護師、療法士、介護職

講師:大城 克彦

内容:
1.AAC(Augmentative and Alternative Communication 拡大・代替コミュニケーション)の概念(5分)
2.非言語的コミュニケーション(10分)
3.文字盤演習(10分)
4.病棟でよく使用する機器の説明(10分)
   ・呼び鈴分岐装置
   ・接点型スイッチ
   ・光ファイバー
   ・タッチセンサー
5.ALS患者 スイッチフィッティング体験(15分)
   ・患者役モデル・・・四肢麻痺、表情筋と示指がわずかに動く
   ・スタッフ役モデル・・・接点型、光ファイバー、タッチセンサーからフィッティング
6.まとめ
  ALSのコミュニケーション支援(5分)
   ・非言語的コミュニケーションを念頭におきながら、
   機器だけに頼らず、文字盤を活用する。
   ・安心、納得してもらえないスイッチのフィッティングは混乱のもと。
   ・フィッティングや機器のセッティング中、患者さんの前で、不安な顔は見せない。
   ・できることはできる、できないことはできそうな人に頼む、
   機器が苦手なスタッフさんも安心して働ける体制作りを。
7.質疑応答(5分)

スイッチのフィッティングや機器のセッティングは、どうしても得意・不得意が出やすい分野だと思っています。
今回は、スタッフの誰もが機器のセッティングできることを目標とはせず、得意、不得意をスタッフ同士が把握し、それを認め合うことからはじめ、協力しあってコミュニケーション支援をおこなっていくための研修です。
また、時間の都合上、伝の心やオペレートナビなどの機種説明は、省いております。

平成23年度 第19回院内研修会(認知症)

  • 2012.01.13 Friday
  • 08:00
時:平成24年01月13日 17時00分〜18時00分

場所:神経内科クリニック・玄関ホール

対象:医師、看護師、療法士、介護職

講師:藤田 拓司

目標:認知症の中核症状の評価法、認知症の基礎疾患により特徴的な症状を知り、今後の診療・看護・介護に役立てる。

内容:
現在、本邦では220万人の認知症患者がいると推定されています。
限られた医療資源の中で、膨大な認知症患者の診療・介護を行うためにはすべての医療職・介護職が認知症に関する基礎的な知識を持っておく必要があると考えます。
第1回目はMMSEやFABなどの「中核症状」の評価法を知る。認知症の代表的な基礎疾患(アルツハイマー病、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症)に認められる中核症状の特徴をお話させていただきます。

平成23年度 第18回院内研修会(多発性硬化症と視神経脊髄炎)

  • 2011.12.16 Friday
  • 08:00
時:平成23年12月16日 17時00分〜18時00分

場所:神経内科クリニック・リハビリ室

対象:医師、看護師、療法士、介護職

講師:藤田 拓司

内容:多発性硬化症(MS)と視神経脊髄炎(NMO)の病態、原疾患に対する治療、併発症に対する治療を知る。

当院では100人以上の神経難病患者さんの診療を担当させていただいていますが、多くは筋萎縮性側索硬化症やパーキンソン病、多系統萎縮症などの変性疾患が主です。しかし少数ながら多発性硬化症(1人)、視神経脊髄炎(5人)などの神経免疫疾患の患者さんもいらっしゃいます。
多発性硬化症と視神経脊髄炎は歴史的に混同(というか同一疾患の亜型と考えられていた)されてきた疾患です。しかし1999年に異なる疾患であるとの新しい概念がだされ、2004年に抗Aqp-4抗体が発見され、異なる疾患であることが明らかになりました。
当院の役割としてMS、NMOの診断に関わることは少なく、維持期(主として再発予防)治療、痛みなどの併発症に対する治療が中心になります。
再発予防として、具体的にはMSに対してインターフェロン・ベータ、NMOに対してリツキサン、ノバントロンなどの投与が中心になります。
またNMO患者の多くは脊髄病変を持ち、脊髄性神経因性疼痛に悩まされています。
今回の研修では、脊髄性神経因性疼痛のメカニズムとそれに対する治療に関しても提示します。

多発性硬化症1多発性硬化症2多発性硬化症3多発性硬化症4


4枚目の図表は、「ミクログリアと神経因性疼痛:エコファーマへの挑戦 九州大学大学院薬学研究院薬理学分野 井上和秀先生」より

平成23年度 第17回院内研修会(高齢者虐待)

  • 2011.12.09 Friday
  • 08:00
日時:平成23年12月09日 17時00分〜18時00分

場所:神経内科クリニック・リハビリ室

対象:医師、看護師、療法士、介護職

講師:藤田 拓司

内容:高齢者虐待を理解し、今後の介護者・高齢者支援、虐待予防に役立てるための研修です。
我々、医療者は高齢者虐待を発見しやすい立場にあることを理解し、介護者・高齢者支援、虐待予防に積極的に取り組む必要があります。
そのためには、多く認められる虐待の内容(身体的、心理的、経済的、性的虐待、ネグレクト)を知り、また虐待が起こりやすい環境(家族の介護負担、経済的困窮)を知ることが必要です。

平成22年度の高齢者虐待は、16000件を超え、年々増加しています。相談・通報件数も25000件を超えています。これは高齢者虐待が認知されるようになってきたから増加してきているのか、虐待の実数が増加してきているためなのかはわかりません。
ただ虐待を行なってしまう人(虐待者)の多くは、夫、息子など男性が多く、これまで未経験の介護に加えて家事も行わなければならなくなっていることも原因の一つと考えられています。
男性家族が一人で介護を行わなければならない家族に対しては積極的に関与する必要があると考えられます。


高齢者虐待2
高齢者虐待

平成23年度 第12回院内研修会(人工呼吸器)

  • 2011.09.16 Friday
  • 09:25
日時:平成23年09月16日 17時00分〜18時00分

場所:神経内科クリニック・リハビリ室

対象:医師、看護師、療法士、介護職

講師:星医療酸器担当者

内容:当院では常時、約40人の気管切開・人工呼吸管理(TV)患者、約20人の非侵襲的人工呼吸管理(NPPV)患者の在宅医療を担当しております。またのべ100〜120日/月程度の人工呼吸管理を行っている患者のレスパイトケア入院を行っております。
種々の病院で人工呼吸器が導入されるため、現在TVで5機種、NPPVで6機種の呼吸器の管理を余儀なくされています。人工呼吸器の機種を減らす働きかけを導入する病院へ行っているのですが、あまり実効性はありません。
その環境下でも、患者さんに安全に過ごしていただくために神経内科クリニックのスタッフとして、それぞれの人工呼吸器に習熟する必要があります。
今回は、HT-50の研修会です。

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