意思伝達装置のスイッチ作成工房(?)

  • 2012.03.05 Monday
  • 09:53

見学にいらした方々のほとんど全員が感想で述べられるのが、意思伝達装置のオリジナル・スイッチの作成です。
クリニックのリハ室の机一つなので、工房と呼べるものではありませんが、ここで作成、修理、調整を行なっています。
ハンダゴテなど電気配線に使用するものや、ドリルなど形成に使用するもの、スイッチや電線などの部品がところ狭しと置かれています。
このベニヤ板の上で、スイッチが作成されています。

机1

スイッチ作成のためには、いま使える部位や方向を確認することが必要です。
使える部位が複数ある場合には、動きの大きさや筋力低下の進行具合で変わることはありますが、上肢→下肢→頭頚部下部(顎や頚、頬)→頭頚部上部(前額部、眼瞼、眼球)の順でスイッチを作成します。
またPL法の制約もあり、使用が可能な場合は既製品を、ビッグスイッチやタッチセンサーを使用します。

机2

意思伝達装置は購入には補助があります。しかし大阪府の場合、障害の程度が重くなった場合にしか補助が出ません。この時期に購入した場合、実際に使用できないこともままあります。
当院では、意思伝達装置が使用出来なくなった患者さんから頂いた「レッツチャット」「伝の心」「オペレート・ナビ」が複数あり、購入前に試用していただいております。

机3

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